ゲームを録画するための製品選びについて。

質問が寄せられていたので回答します。

生配信や録画や編集、エンコードで今のPCスペックできついと感じたことはありますか?
プレイの反省のために録画を検討しているのですが、スマフォで直撮りかキャプチャボード買うかで悩んでます。
自分のPCはオンボードGPUなので、PC買い替えも必要なら直撮りですかね。。

配信、動画収録環境。

基本的に現在のパソコンで特に困った事はありません。
(現在の配信環境については上記リンクからスペックをご覧ください。)
生放送中にアマレコでの録画とエンコードを同時に行っている関係で、
長時間収録を続けた場合にのみ処理落ちが発生しています。
ほとんどの場合枠移動のタイミングで録画を一旦終了して別ファイルにしています。
1動画あたり30分程度で切っていれば問題なさそうです。

アマレコの処理落ちが発生した場合でも分配してテレビに出力している映像には影響がありません。
録画ファイルについてもしっかり残せています。

録画時にもエンコードを行っていますが、
動画を投稿する際には編集の後にニコニコ動画用とYouTube用にエンコードを行っています。
ここでのエンコード速度はもろにスペックが影響するので多少不満はありますが、
買い替えを検討するほどではないです。

スポンサーリンク

【分配器について】

さて、私はゲーム映像を出力する際に分配器を利用しています。
これを利用するとゲームをキャプチャボードとテレビに同時に出力できます。

分配器については反応速度がプレイに影響するゲームではほぼ必須かなと思います。
キャプチャボードで出力する映像には基本的にラグがつきものです。
この分配機能が最初から搭載されている製品は「パススルー出力」などの表示があります。
この機能があれば別途用意する必要はありません。

要するに分配機能があれば多少の処理落ちはなんとかなります。
生放送などを行う場合には問題があるかもしれませんが、
動画の投稿や自分での振り返りに利用するためにはハイスペックなパソコンでなくても問題ないんじゃないかなと思います。
実際に使っていないので何ともいえませんが・・・。

これらに付随して分配器を利用するとPS3などの映像を問題なく録画できるようになります。
PS3や一部の製品にはHDCPというコピーガード機能がついています。
この影響でキャプチャして録画ができなくなる場合があります。
しかし分配器をはさむとHDCPを回避する事ができます。

このコピーガードについてはWiiUでは関係ありません。
今後PS3などもプレイする予定がある場合だけ気をつけてみて下さい。

【キャプチャボードの種類】

そもそもキャプチャボードには「ハードウェアエンコード」「ソフトウェアエンコード」という2種類があります。
ソフトウェアエンコードだと映像の処理がパソコンのスペックに依存します。
ハードウェアエンコードは映像の処理をキャプチャボードに搭載されているチップに任せてしまいます。
要するにパソコンへの負担が少なくなるわけです。

今回はスプラトゥーンのプレイを自分で振り返りたいという事だと思うので、
WiiU標準のHDMIでのキャプチャが可能な製品から絞込みましょう。
パソコンのスペックが気になる場合は映像の処理をキャプチャ側に任せるハードウェアエンコード、
そしてパススルー出力対応のものを選んでしまうのが無難だと思います。

また選び方のポイントとして利用者が多い製品が良いでしょう。
マイナー製品はトラブルの解決策がなかなか見つからない場合が多いです。
メジャーな製品であれば情報が豊富なので少し高くてもそちらを選ぶ方が無難です。

【キャプチャボードの接続方法】

ちなみにキャプチャボードの接続方法もいくつかあります。
内蔵して接続するPCI ExpressのものやUSB接続のものがあるのは理解していると思いますが、
USB接続の製品にはUSB3.0接続が前提のものがあります。

USB接続にもいくつか規格があり、通信速度が違っています。
映像を扱う製品なので通信速度の速い3.0での接続が必要というわけです。

見分け方は接続部の内側の色です。
接続部分が白いものが従来のもので3.0対応のものは青くなっています。
USBポートを確認して青い端子があるか事前に確認しておくことをオススメします。

私が利用しているキャプチャボードはPCI Express x1接続のものです。
「PCI Express x1」接続を利用するにはパソコンにスロットの空きがある必要があります。
「PCI Express x1」のスロットが空いていない場合「PCI Express x16」のスロットでも利用できます。

逆にx16の製品をx1で使うことは物理的にできません。
一部の製品ではカード自体を削って物理的に接続可能にして使えるものもあるようですが推奨はできません。

【スマホでの直撮り】

キャプチャボードの選び方がわからなかったり、
資金的に厳しい場合はスマホでの直撮りでも良いと思います。
自分で見返す分には十分だと思います。
ただ、音の確認など一部不便な部分はあるかもしれません。(どの程度までの検証を行うかによりますが)

スマホで撮影する場合にはこんな製品があります。

また自宅にハンディカメラ等があればそれを利用するのもアリかもしれませんね。

【その他の撮影方法】

生放送を行わない場合には通常のDVDやBDのレコーダーでの録画も可能です。
これからわざわざ購入するようなものではありませんが、
自宅に既にあって動画を自分で見返すだけなら十分利用できると思います。

またキャプチャボードと一緒に語られる事が多いのですが、
PCなしで製品単体で録画もできるキャプチャデバイスも販売されています。

これは動画投稿者や生放送ユーザーのかなでも利用者がかなり多い製品です。
情報もインターネット上に豊富なので使いやすいと思います。

スポンサーリンク



Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.




CAPTCHA