知識0からVRoid産のVRMをPMXに変換してMMDで躍らせる方法。

今回はタイトルの通りVRMをMMDに読み込めるようにして踊ってもらう内容になります。
自作のモデルに踊ってみた動画をのっけておきます。

準備するもの
・VRMモデル
VRM2PMXConverter
PmxEditor
 ・標準ボーンチェッカー
 ・準標準ボーン追加
MikuMikuDance


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VRMをPMXに変換する

ダウンロードして解凍したらVRM2PMXConverter.exeを起動します。
適当な画面サイズを指定しますが、サイズはなんでも大丈夫です。
Windowedにチェックを入れておけば変換後に終了するのが少しだけ楽になるかも?
(変換が終わってから閉じるボタンが出ないので)

起動してくるとこんな画面になります。

通常はRotate model 180 degrees のチェックボックスは入れずに Load VRM File から手持ちのVRMファイルを読み込ませます。
読み込みが完了したらアイコンが変化するので、Convert to PMX をクリックして出力。

出力が終わると、出力先のPmxExportフォルダが勝手に開くはずです。
開かない場合は読み込んだVRMファイルと同じところに出力されていると思うので、手動で開いてみてください。
出力は毎回PmxExportになるので、2体目以降のモデルを変換する場合にはフォルダ名をリネームしておく必要があります。

変換したPMXファイルの調整

PmxEditorをダウンロードして解凍します。
ついでにプラグインの 標準ボーンチェッカー準標準ボーン追加もダウンロードして解凍しておきます。
プラグインは解凍したフォルダ内の.dllをPmxEditor>_plugin>Userの中に入れておきます。

プラグインの導入ができたら、使用しているOSに応じてPmxEditor.exeかPmxEditor_x64.exeを起動します。
起動したら ファイル>開く から先ほど出力したPMXを開きましょう。

モデルデータを読み込んだら、ボーンの調整を行います。
編集>プラグイン>User>標準ボーンチェッカー を実行します。
ダイアログが何回か出てくるのでOKを押していき、最後のボーンの並べ替え調整・変形階層の調整だけ「いいえ」を選択。

標準ボーンチェッカーを実行したのち、指のいらないボーンを消します。
左右の指それぞれの計10個を選択して削除。

次は 編集>プラグイン>User>準標準ボーン追加(PMX) を実行します。
とりあえず全選択をクリックしてOKします。

ボーンの追加が終わったらひざの角度制限をします。
多分、この制限をしないと躍らせた時にひざ関節がガックガクになると思います。
躍らせた時に足が変な曲がり方をしていたら、ここの制限をやりなおして見てください。

画像のように左足IK>左ひざを選択した状態で、X -180.0 -0.5 で角度制限を押します。
右足も同様の設定をしてください。

ここまでできたら、次はモーフの修正をします。
42,43は不要なので削除。
40の「はぅ」を適当な名前に変更、41を「はぅ」に変更します。

調整が終わったら確認をします。
ファイル>PMXデータの状態検証

正常であれば各項目がOK表示になっているはずです。
今回は2箇所ほどOK表示になっていませんが、特に問題なかったのでそのままにしてあります。

調整したモデルをMMDで躍らせる

MikuMikuDanceをダウンロードして解凍します。
モデルデータを読み込んで躍らせるので、DirectX9Verを利用します。
OSに応じて必要な方をダウンロードしてください。
用意できたらMikuMikuDance.exeを起動します。
起動してきたら調整したモデルをMMD上にドロップして読み込ませます。

読み込んだ際にモデルがおかしくなっていた場合、
PmxEditorで編集した際に別名で保存した事が原因かもしれません。

VRM2PMXConverterで出力したファイルには.pmxと.fxがあると思います。
この2つのファイル名を同一に揃えておく必要があるので、別名で保存した場合にはリネームして揃えるようにしてください。

モーションやカメラのデータは、配布されているものが沢山あります。
ニコニコ動画のMMDモーション配布ありタグMMDカメラ配布ありタグなどから探してダウンロードします。
利用規約はそれぞれ確認してください。

モーションやカメラのVMDファイルが用意できたら読み込ませます。
モーションを読み込む時にはモデル操作からモデルファイル、カメラを読み込む時にはモデル操作からカメラ・照明・アクセサリを選択しておきます。

その他、ステージ背景などはニコニコ静画のMMDステージ配布ありタグなどで配布されています。
エフェクトとかそういうのは各自調べてみてください。
曲はWAVファイルを読み込めますし、後から動画編集ソフトの方で入れても問題ないです。
AVI書き出しの前に 表示>座標軸表示 は外しておきましょう。

また、モデルを躍らせてカメラのデータまで読み込んだところで少し問題が発生する事があります。
カメラが想定しているモデルの身長と実際に躍らせているモデルの身長が違うケースです。

そんな時は 編集>カメラフレーム位置角度補正 から調整してあげます。
Yの値を足すか引いて丁度いい高さにあわせましょう。

お疲れ様でした。
多分これでVRoidでつくったモデルを躍らせる事ができたと思います。
何か問題があったら頑張って検索とかしてみてください。


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